大日影トンネル遊歩道を歩いてみた。

皆さん、こんにちは。フロントの朝岡です。

 

9月も中旬、グリーンヒル周辺も、日中は日差しの暑さも感じますが、夜は虫の声も相まって涼しく感じる季節になってきました。

明後日あたりからは、日中も22度という予報なので、半袖だけだと肌寒くなってくるかもしれませんね。

 

さて、とある日。ブログのネタ何にしようかな~と山梨県の観光スポットを紹介しているフリーペーパーをめくっていたら、面白そうな場所を発見いたしました!

「大日影トンネル遊歩道」という明治36年から平成9年まで、汽車や電車用の中央本線大日影トンネルとして使われていた、甲州市にあるスポットです。

全長1367.80メートルのトンネルで、旅客や貨物の輸送を支えた、山梨県の鉄道の歴史を感じられる場所です。

今回は、そんな鉄道や歴史好きな人が楽しめそうなスポットを紹介いたします!

 

こちらの大日影トンネルに行くにあたり、勝沼ぶどうの丘公園の駐車場を使ってくださいとのことだったので、そこから徒歩で向かいました。

公園の第3駐車場からが近いのでおすすめ。

 

さすが勝沼。8月下旬に訪れたこともあり、ぶどうがなっている木々の間の道を通っていきます。

 

10分ほど歩くと階段が見えてきて上ると…

昔、勝沼駅のホームとして使われていたところが公園になっていました。

桜が植えられており、春には花見も楽しめる公園です。

公園の真横をあずさや中央本線、貨物が通ります。

高台になっているので、勝沼一帯の景色も眺められます。

 

その公園を通り過ぎると、現在使われている勝沼ぶどうの郷駅が見えてきます。

駅舎前にぶどうが植えられているのが勝沼らしい。ワイン用のぶどうの甲州とベーリーAがなっていました。

駅前にある駐車場は、駅の利用者向けなので、大日影トンネル観光など長時間駐車は出来ないようです。

現駅舎を過ぎると、再び昔のホームや、実際に中央本線などで使われていた電気機関車EF64-18が展示されています。

 

その電車の展示を通り過ぎしばらくすると

階段が見えてきました。

階段の手前の看板にはトンネルを往復すると40分~60分かかりますと記載があります。時間が限られている方は、トンネルのどこまで向かうか計算が必要かもです。

 

階段を上ると…

大日影トンネル遊歩道の入口が見えてきました!

明治に開通したトンネルということで、レンガで作られているのが特徴。

このレンガ自体も、明治に今の甲州市にて作られたものを使ったそう。

トンネルの入り口には、大日影トンネルの歴史についての解説もあります。

そして、トンネルに一歩踏み入れると…

めっちゃ涼しい~。

体感20度くらいでしょうか。8月の暑い時期に来たので、とても気持ちよく感じました。

トンネル内を進んで行くと、出口までの距離の看板や、実際に鉄道トンネルとして使われていた時の待避所の空間にトンネルについての解説がありました。

より広い待避所にはベンチもあります。

鉄道路線として使われていた時に、点検作業などする際の休憩場所として使われていた模様。

そのまま、しばらく進むと…

トンネルの中心地点までやってきました。

トンネルに入ってからここまで、待避所の解説をゆっくり見てきたので15~20分ほどだったでしょうか。

この地点から見るそれぞれのトンネルの出口は同じ大きさに見えるということで、

上は来た道。

下は行く道。

私の写真スキルが無いせいなのか、来た道の方のトンネルの方が遠く感じる。

まあ、これから行く方が近く見えるのは良いことか。笑

 

進んで行くと、線路の下に水道がある場所があります。

トンネル内の湧水対策の為に設けられたそうですが、内部に水路があるトンネルは珍しいそうですよ。

水路には落ちないように注意です。

 

そして…

片道30分ほどで反対側の出口にたどり着きました。

やっぱり外は暑いな~

ちなみに、こちらの出口からトンネル内部に入ることもできます。

 

こちらのトンネルを出てすぐのところには、

勝沼トンネルワインカーヴというワイン貯蔵庫で、大日影トンネルと同じころに作られ、使われていた深沢トンネルという鉄道トンネルが再利用されています。

中も見学ができるとのことで入ってみると…

こちらは大日影トンネル遊歩道より、もっと涼しい!

トンネル内は年間を通じて気温12~13℃、湿度45~60%に保たれており、ワインの貯蔵にぴったりだそうです。

 

さて、今度は帰りの1367.80メートルです。

こちらのワインカーヴ側から入ったところすぐに、

こちら側のトンネルの出口23メートルのレールは深沢トンネルから移設したとあり、注目してレールをみてみると…

ちょうど継ぎ目があるところ(矢印の先)までが深沢トンネルのレールだったのでしょうか。

よく見ると枕木のコンクリートも端の刻印が違います。

ちゃんと深沢トンネルの記憶も残していて感慨深いですね。

 

一度来た道って帰るときは早く感じるのは何故でしょうか?

帰りは体感20分ほどで…

入ってきた勝沼駅側に到着しました。

往復2.6キロメートル歩いた達成感!最高でした!

 

今回、たまたまこの大日影トンネル遊歩道のことを知りましたが、昔使われていた鉄道トンネルを歩けるスポットは珍しく、また、山梨の鉄道の歴史を学びながら、線路の上を歩くという体験はなかなか楽しめました。

レンガ作りのトンネル内は、汽車が通っていたころの煤のあとなどもあり、実際に汽車がここを走っていたんだな~とも感じられました。

 

今回は一人で行ったので、撮れなかったのですが、

トンネル内の待避所などライトアップされているところを背景に写真を撮ったら、アーティストのCDのジャケ写みたいな映え写真が撮れるのでは?とも感じました。

(映え写真一人でも撮れるのでは?とレールの上とかにスマホ置いたりして挑戦したんですけどね、難しかったです。笑)

 

皆さんもぜひ、お時間があるときに大日影トンネル遊歩道散策で鉄道の歴史に触れてみてくださいね!

それでは、また。

最近の記事

banner
banner PAGE TOP